鎌田 枝里子(平成18年度 修士課程卒業)
私は元々工学部に所属しており、有機合成を専門に学んでいましたが、病気や生体で起こる様々な生理現象に興味を抱き、大学院はこちらの研究室に進学しました。入学してからは毎日研究や授業と多忙を極め、二年間があっという間に過ぎました。研究が進まなかったり、自身の無知さに情けなくなったりと、楽しいことばかりではありませんでしたが、度々感じる生命の神秘に感動したり新しい技術を習得したりと、毎日が刺激的であったように思います。学問のみならず、様々なことをご指導していただいた先生方には深く感謝しております。どうもありがとうございました。
宮澤 秀和(平成18年度 修士課程卒業)
私は工学部出身ですが、病で急逝した身内がおり、大学入学以前から医学に高い興味と関心を持っていました。入学後は他学部ということもあり、日本とは思えないような専門用語でのセミナー、ミーティングに圧倒されました。さらに医学研究では人間の命を救う為に失われる多くの実験動物の命という矛盾とも常に向き合っていかなければなりません。研究室は社会です。人間関係という壁に当面することもあります。
しかしながら、このような壁を乗り越えて培ったものは必ず自分の大きな力と自信になるはずです。この研究室には暖かくも厳しく指導してくださる先生方がたくさんいます。情熱を持って研究に取り組めば多くの知識や技術を体得することが出来ます。そしてあなたがそこで生きた時間は必ず今も病床で苦しみながら闘い続ける患者さんの未来を創造することにつながるでしょう。
あなたの想いを私達の研究室で体現してくれることを期待します。